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『夫婦善哉』(めおとぜんざい)は、織田作之助の短編小説。織田の5作目の小説で〔織田作之助「わが文学修業」(現代文学 1943年4月号に掲載)。『定本織田作之助全集第八巻』(文泉堂出版、1976年)に所収。〕、本格的に世に出るきっかけとなった代表的作品である〔青山光二「解説」(文庫版『夫婦善哉』)(新潮文庫、1950年。改版2013年)255-264頁〕。大正から昭和にかけての大阪を舞台に、北新地の人気芸者で陽気なしっかり者の女と、安化粧問屋の若旦那で優柔不断な妻子持ちの男が駆け落ちし、次々と商売を試みては失敗し、喧嘩しながらも別れずに一緒に生きてゆく内縁夫婦の転変の物語。織田文学の特色の全てが原初的なかたちで現れている作品でもある〔。 == 発表経過 == 1940年(昭和15年)、雑誌『海風』4月号(第6年第1号)に掲載された。改造社の第一回文芸推薦作品となり、同年、雑誌『文藝』7月号に再掲載された。単行本は同年8月15日に創元社より刊行された。文庫版は岩波文庫、新潮文庫、講談社文芸文庫などから刊行されている。 なお、2007年(平成19年)に続編(『続夫婦善哉』)の原稿が発見され、同年10月に雄松堂書店より正編・続編合わせた完全版『夫婦善哉』が刊行された。続編は別府が舞台となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「夫婦善哉 (小説)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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